【メンテナンス】チューブレスレディタイヤの応急修理

チューブレスはぜんぜんパンクしない!と吹かしていたタイミングで貫通パンクが発生しました。小パンク ⇒ シーラントが塞いでくれて気がつかなかった、は過去にもあったのだけど、傷口からシーラント漏れに気づくのは初めての経験。


せっかくなのでこの機に、出先でパンクした際の適切な対応方法を考えます。

パンクの原因

気が付いたのは月曜日(休日)の朝、サイクリングに出発しようとしたとき。自転車置き場に謎の水たまりがあるのを見つけました。どうもシーラントが漏れているようです。

土曜日に雨上がりの中で高強度で走って際にパンクしていた模様。調べてみると胡麻サイズのガラス片が刺さっていました。

気圧は完全には落ちていなかったので補充してから出発してみましたが、ホイールが回転して圧がかかるたびにプシュプシュと音がして空気が抜けていきます。

タイヤはPIRELLIのP ZERO Race TLR SL 25c。


耐パンク性能を捨てたタイヤというわけではないんだけど、まあこういうパンクをするときはどんなタイヤでもするものだ。

長時間長距離の移動はできないと考えて家に戻り、修理してみます。

スプレー型パンク修理材を注入して応急修理

サドルバッグの常備品としてマルニのクイックショットが入っているので、まずはじめにこれを使ってみます。


ちなみにこれ、購入は2015年・・・。相当な年代物。

使い方はパッケージに記載されていますが、

  1. タイヤのバルブを緩めて下側にする
  2. 付属の金具をセット
  3. クイックショットを押し込む

の3工程。

押し込むとブシュ~という音とともに膨張剤が注入されていきます。一通り入れ終わった後、タイヤの傷口を下側にして内容物が傷を塞ぐように仕向けていきます。

しばらくすると無事に穴はふさがった模様。とりあえず走れるレベルにはなりました。

ただし問題点が。クイックショットを入れた時の空気残量が3barぐらいだったのですが、追加で空気を入れようとしてもバルブを開けると膨張剤が逆流してしまい空気入れをさすことができません

とりあえず3barあればゆっくりではありますが走ることはできるので、近くの駅などエスケープできるところまで騙し騙しで進むことはできそうですが、長距離長時間走り続けるのは難しそうです。

瞬間接着剤で穴埋め修理

しばらくした後、パンクしたタイヤを開けてみました。

膨張剤はシーラントと混ざって消えて模様。


この後、パンクした箇所にアロンアルファを塗布したところ穴は完全にふさがったようです。再びビードを上げて様子を見てみます。

まとめ、対応方法を考える

緊急対応型のパンク修理材を初めて使ってみたわけですが、タイヤの空気圧維持が難しいので信頼性は低そうです。使用を推奨できる状況は、「帰路やエスケープ手段が確保できていて、移動にそれほど距離も時間も必要でないとき。それでいてすぐにでも走り出したいとき」ぐらいでしょうか。タイヤを外す必要が無いので、手軽なのは間違いないです。

確実性という意味ではアロンアルフアは有効かと思われます。MTBタイヤのように虫ゴムを刺すことができないロードタイヤの、突き刺しパンクへの相性はよさそうです。今回のパンクを受けて、使い切りタイプの物を持ち歩くようにしました。


既存のシーラントとアロンアルフアでもダメならチューブを入れてクリンチャー化した方が確実かと考えられます。シーラントを拭くためのウェスやティッシュを持ち歩いておきましょう。

それと純クリンチャーよりも固いチューブレス(レディ)タイヤを付け外しするためのタイヤレバーを。私は過去に購入したタイヤキーをメインに使用していますが、最近はタイヤグライダーが評判良いですね。

ということで対応チャートをまとめました。

  1. 既存のシーラントが穴を埋めてくれるのを待つ
  2. (1がダメなら)シーラントを追加
  3. (2がダメなら)瞬間接着剤でタイヤの外側から穴埋め
  4. (3がダメなら)クリンチャー化

スプレー型パンク修理材は持たず、100均のミニボトルに追加用シーラントを入れて持ち歩くことにします。

しばらくこれで運用して、次回パンク時に試してみようと思います。

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